機械世界―弐―

□勝負で心に火が灯る
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爽やかすぎる空
雲一つない、快晴!
フメツは伸びを一回すると走り出す
今日も勝負相手を探しに行く
こおいう晴れた日は勝負をするに限る!!

『お?』

フッと立ち止まるフメツ
視線の先には見たことないMSが一人
歩いていた
赤い翼を持つMS
フメツの顔に笑みが張り付く
勝負したい
その気持ちが高まる
地を蹴り、そのMSと距離を縮める
もちろん気配を消して
バキィッ
鈍い音が響き、デスティニーは吹っ飛ぶ
不意打ちとは卑怯だぞフメツ((
赤い翼をもつMSは起き上がるとフメツをギロリとフメツを睨みつける

「いってぇな!何すんだよ!!」

荒々しく言うMSを軽くスルーしフメツは構え言う

『俺と勝負しろ!!』

そう神々しく告げるフメツにMSは眉間にしわを寄せる
と、言うか引いている
それはそうだろう
いきなり背中を蹴られ挙句の果てには勝負を申し込まれれば…誰だって嫌だし引くだろう

「はぁ?!意味わからねぇ!!てかお前はナタクかよ!!」

確かにナタクとパターンが一緒だ
違うのは正義とか聞いてこないところだけ
しかしそれをまたスルーし、フメツはMSに歩み寄る

『勝負…だ!!』

ドゴォンッ!!
フメツが拳を地面にめり込ませる
地面はひび割れ亀裂が入っている
どんだけ力が強いんd((ry
その威力に驚いたMSは目を見開く
地を蹴り、後ろに退く

「本気か…!」

そう呟いた
瞬間
フメツのサーベルの切っ先がMSの目の前に来る
速い
MSは自身のサーベルを抜き、フメツのサーベルを受ける
フメツは目を細める
そして
MSのサーベルを受け流し、蹴り上げる

「なっ?!」

戸惑うMSの隙をつき
ヒタリと、MSの首にフメツのサーベルがあてがわれる

『終わりだ!』

そして振り上げられるサーベルを見
MSは目蓋を固く閉じる
と、ともに響く声

「フメツぅうううう!!!何やってんのぉおおお?!!」
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