機械世界―弐―

□たまには共同戦も悪くない
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珍しくゼータがプラスと行動していた
行動していた、と言っても今は二人はソファーに座ってそれぞれ自由にしているが
そんな二人の視線の先にはそれぞれの想い人がいる
ゼータの視線の先にはマークU
プラスの視線の先にはダブルゼータ
マークUとダブルゼータは二人楽しそうに何かしている

((天使が二人いる))

…ここで息ピッタリな二人
流石兄弟
同じ事を考えている
二人の瞳にはそれぞれの想い人しか映っていない

『でな!そこでフメツがな!ガンダムさんと…!』

「おぉ!!スゲェな!!」

マークUはどうやらフメツとの勝負した過程を話しているらしい
その話を興味津々で聞いてるダブルゼータ
そんな二人を少し離れている二人は今にも抱きしめたい衝動に駆られている
しかし、下手に手出しはできない
傷ついてほしくないからだ
ゼータは目を細める
それを横目で見るプラス
二人は今日、ある事を話していた
どうしたら二人の気を引けるかだ

最近になり
マークUとダブルゼータが二人話す事が多くなったのだ
普段はマークUはゼータとつるんでいるのだが…
ダブルゼータはニサイコと
しかしプラスといる時間も増えたほうだったのだが…
マークUとダブルゼータ
何とも二人にとってはあまり嬉しくないコンビになってしまった
げんに二人は悩んでいたのだ
二人がつるんでいるせいでゼータとプラスは予想道理…放置されている訳で…
ゼータとプラスは悩んだ結果
共同戦へ
どうにかして、二人の気を引く!!!!

「な、なぁ…ダブルゼータ?」

プラスがダブルゼータの名を呼ぶ
するとダブルゼータはキョトンとした顔でプラスを見、そして笑う

「どうしたー?」

バァンッ!!!
派手な音を立て、プラスは自身の口を片手で塞ぎ机を叩く

(可愛いなドチクショウ/////!!!!)

悶えているプラスにダブルゼータは頭に`?'を浮かべている
少し心配そうな表情をしてプラスに近づくダブルゼータ
の、肩を掴むマークU

『…やめとけダブルゼータ』

「え?何でだ??」

『今近づけば…多分お前食われる』

「???よく、わからねぇが近づかなければいいんだ!」

ナイス判断マークU
ダブルゼータの危機を回避した!!
盛大に舌打ちを仕掛けるプラス
…お前そんなに黒かったっけ?

そんなマークUを後ろから抱きしめるゼータ

『ふぇ?!』

その事に驚いたマークUは勢いでゼータの頭を殴りつける
これはかなり痛い…
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