音速世界

□青い影と黒い影
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君はなんで僕なんかにかまうんだ…?
君は…人々にとってヒーロー的な存在だろう…?

なのに、君は僕にかまってくる。
 
なんで・・・?

「…君はこりないな…」

「?何がなんだ??」

僕は目の前にいる僕とそっくりな青いハリネズミにきく。

「だから…なぜ僕にかまうんだ…?」

青いハリネズミは目をパチクリさせるとにこっと笑い…

「そりゃあ、好きだからさ」

「…?好き??」

「そう、好き」

「・・?」

正直、言われた意味がわからなかった。

「…おい、まさかlikeのほうを考えてないか?」

「…違うのか?」

青いハリネズミは小さくため息をすると僕の両手をとる。
 
「あのな、俺が言った好きはlikeじゃなくloveのほうだ」

OK?と青いハリネズミは言う。

「likeではなく…loveの……?!////」

僕は言葉の意味がわかると、顔が真っ赤になるのがわかった。

「やっとわかったか…。究極生命体のくせに本当に鈍感だよなぁ〜」

「き、君は…///」

僕は青いハリネズミをキッと睨みつける。

「…」

青いハリネズミは僕をジッとみて

「 I love you shadow 」

と、言って僕の口に口をつける。
その日、彼の顔は最高に微笑んでいた…

END  
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