機械世界
□苛めたい!
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ある雨の日
何もすることがないので部屋にいる01
みかんをむきながらテレビをつけて漫才を見ている。
しかし、テレビからの音声と音楽だけで部屋は異様なほど静かだ。
01も何故かみかんを黙々とむいて食べている。
そこまではいい
しかし、その横で01をはさむようにコタツに入っている二人のMS…デスサイズと02が険悪ムード全開で黙っているのだ。
当然はさまれている01は怖くて何もできないのだが…
というか漫才を見ても全然頭に入ってこない
『…』
「「…」」
沈黙が続く
その沈黙が何故かいやだ
01はみかんを口に放り込む
「なぁ、01?」
『?なんだ?』
「俺にもみかんちょーだい」
デスサイズはニッコリと笑いながら言う
01はいきなり声をかけられ少し驚くがいいよーと言い、みかんを渡す
しかし、一向にみかんをむかないデスサイズ
01は首をかしげる
『どうしたの?』
「むいて」
『?』
「皮」
デスサイズは言う
すると01はなんで?というように首をかしげる
それくらい子供でもできること
なのに何故それを頼むのか…?
『なんで?』
01は聞く
「むいてほしいから♪」
デスサイズは答えを返す
『…理由になってない…』
そういいながら01はデスサイズからみかんを受け取ろうとする…はずなのだが
「みかんくら自分でむけ」
っと、01がみかんを取る前に02が奪い取る
するとデスサイズはムッとする
02はしかめっ面をしながらみかんの皮をむく
むき終わるとデスサイズに渡す
デスサイズは不機嫌だ
見た目で分かる