宝物

□「オレはオマエを愛してる」 『ボクはキミを愛してます』
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秋の香りが香ばしく感じられてきた頃…

桜丸は愛犬(?のモミジを連れて散歩をしていた…
尻尾を振りながら
まったりと歩くモミジと桜丸……

「平和やなぁー…」

「こんな穏やかな日は
絶好の03くん観察日和やな〜♪」

のほほんとした顔でそう呟く桜丸…
堂々とストーカー宣言である…

もし諸君達もこんな変態を外で見かけたら
ぜひ通報するかフクロにして欲s((ry


「アンタ…桜丸だな…?」


声を掛けられ、振り向いた桜丸…
まさか本当に通報s((ry

…目の前には紅い翼を身に纏ったMSと
顔の右側を仮面で隠してる緑色のMSが…

ものスゴい形相をして
コチラを睨んでいる……

桜丸は訳の解らない2人組から睨まれると言う状況に思わず固まる…

モミジも2人から出ている禍々しいオーラを感じ怯えている…

「あ…あの…
ウチに何か用でも…??」

苦笑しながら2人組に聞く桜丸…
すると紅い羽のMSが桜丸を見つめながら口を開く…

「アンタ…フメツの友達なんだよな…??」

質問を質問で返すか…??
桜丸は頬を指で掻きながら答えた…

「あぁうん、そやけど?」

するとそのMSは桜丸の両肩を掴みこう続けた…


「オレ…ッ!
フメツの事が好きなんだッ!!
どうすればいい?!」


……は…?

え?は??…

(одо)……………。

衝撃の発言にもう石化するしかない桜丸……

隣の緑のMSも、顔を赤く染めながら
何かを訴える様な眼でコッチを見ている…

あぁ…コイツも……


「ま…まず<男同士>…ってのは一先ず置とくわ…」

ていうか自分が片想いしとんのも
男で、しかも幼稚園児の
03くんやしな……
それよかはまだ正常なんかしれんし…

「ただ、男2人が揃って
同じ男好きになるもんなんか普通っ?!?
しかもフメツはんって…
もうなんか色々メンドくさいんやけど…」

桜丸は初対面の2人にズバッとぶちまける

その言葉に紅い翼のMSはものすごい勢いで桜丸の顔に寄ってくる…

「オレはフメツの全部がスゲー好きなんだよっ!!
カッコいいのに意外と可愛いトコとかさー////
強いトコとか優しいトコとかあとバカなトコとかー
もう全部が好き!!愛s」

「近いわボケっ!!(怒)」

桜丸は顔面スレスレに近寄った暑苦しいMSの顔を足で蹴りのけてやった…

緑のMSはそれを横でザマァミロと言う眼で見ている…


「ハァ…しばらくウチに帰れそうに無いようやなぁ…
モミジ…」


既に疲労困憊顔の桜丸は、モミジの頭を撫でながら呟いた…
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