捧げ物

□変人同士の会った日
2ページ/4ページ

『…成る程なぁ…つまり俺が03にチョッカイを出せと…』

「ええやろー?ウチどうしても03くんにホレさせたいねん。まぁこれも人助けと思って…」

『人助けかこれ??まぁ、いいや!んで??お前名は??』

「ウチ?ウチは桜丸や!!」

『俺はフメツ。んじゃチョッカイだしてくるな!!』

そうニコやかに言うフメツに変人…基、桜丸は内心ガッツポーズをする
これでウチが03くんを助ければきっと…
そんな事をニヤニヤしながら考えている桜丸
一歩間違えれば完全に不審者どころの騒ぎではない

『なぁ!03!!』

「え?フメツお兄ちゃん?どうしたの??」

『これでもくらえ!!!』

「?!」

そお言ったフメツの片手には銃のようなものが03に向けられていた
03はそれをみた瞬間驚き顔が真っ青になる
フメツはニコリと笑い引き金を引こうとする
いや、ここを殺人現場にする気かお前は

(あの兄ちゃん笑顔に似合わずエグイ事考えなはるな?!いや、あれはあかんやろ!?)

そう思い桜丸は後ろから駆けてくる
それにフメツは気が付いたのか銃口を03の額に構えゆっくりと引き金を引く

瞬間

フメツの体が宙に浮く
え?と思った頃には地面に背中を打ち付けていた
桜丸はその出来事にポカーンとした表情で見ている
03は固く閉じていた目蓋を開け見てみると目の前にはよく知る人物が立っていた

「02お兄ちゃん!!!」

そう、いたのは鬼神のごとく怒った02だった
今にも核爆弾を撃ちそうな勢いだ
桜丸の頬に冷や汗が流れる
一方フメツは起き上がり何処かワクワクした様子でいる

「あ、あかんは…、フラグ立ってもうとる…フメツははん!!逃げるで!!!」

そおいうと桜丸はガッとフメツを掴み走り出す

「逃がすかぁああああああ!!!!!」

後ろで何かを撃った音が聞こえた
それが段々近くに聞こえてくる
そして桜丸が振り返ると……


ドッガァアアアアアアアアアアアン!!!!


巨大な爆発音とともに二機のMSが飛んだのを何人か目撃したとか…
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ