捧げ物

□あの姿に重ねたのは過去の自分
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何時ものように03の後をコソコソと追いかける桜丸
ストーカーという犯罪にまで手を染めるほど桜丸は03が好きだった
そして何時ものようにストーカーをしていると03が不安な表情をしている事に気が付く
桜丸はそれを不信に思い03へ近づく

『どないしたんや?』

「え?あ、お兄ちゃん誰??」

突然現れた桜丸に少し警戒する03
それはそれでショックを受ける桜丸
とりあえずフレンドリーに話しかける

『ウチは桜丸や!どないしたん?』

「僕は03!えっと…その…道に…迷ったんだ」

少し苦笑したように言う
しかしその表情はまだ不安に包まれている
そこで桜丸は言う

『ウチが03くんの知ってる道まで送ったろうか!!』

笑顔で言えば一瞬03の表情が明るくなるがすぐに暗くなる

「でも僕…知らない人には付いて行っちゃ駄目って02お兄ちゃんが…」

チクショウあの大男め
今度シバいたろ
そう決意する桜丸

『まぁ…そうやなぁ…』

いきなりこんな事言われたら誰だってそんなものだ
特に初対面の人なのは
桜丸はうーんと考える
そうしてるうちに03の腹の虫がなる

『…腹減ってん?』

「……うん」

『…ならウチが何か奢るで?金は返さんでええよ?』

「いいんですか?」

パァと表情を明るくする03に桜丸はこれは何回萌え死ぬのか分からないなと思いながら見えているところにあるたこ焼き屋へ行く
たこ焼きを一パック買い、03に渡す
03は最初は遠慮しながら食っていたが桜丸が全部食べてええよと言うと03は笑顔で食べる
そこでまた桜丸の萌えゲージが溜まる
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