コラボ小説

□会い そして友として…
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任務の内容は敵拠点の情報収集
もし、敵に見つかったなら武力行使可能
しかし集めた情報は絶対に知られてはいけない、漏れてはいけない、奪われてはいけない
もしそのどれかに当てはまる失敗をしたならば…

切り捨てられる

『と、言っても…難しい訳じゃねぇから安心していいぜー』

そお気楽に言うが黒蘭は新兵
初めての任務なのだ
安心しろと言われてもそう簡単に安心できるものではない
それに今は敵基地内…
何時敵がこちらの存在に気づくか分からない
下手に声を出せば危ない

「…フメツ伍長…」

『…大丈夫』

何を確信で言うのか分からない
黒蘭は眉間にしわを寄せる
しかしフメツの瞳には迷いはない
ただ、情報源を目指している
ちなみに言うと二人は排気口を長々と匍匐前進で進んでいる
かなり面倒だ
時折網ではっているところがあるがそこは敵が真下にいないか確認し、早々と進む

声が聞こえた
小さくだが声が…
黒蘭は息を飲む
フメツは網目から真下を覗いている
司令室
そう言えばいいのだろうか
それほど機密な機械などが整っている

「フメツ伍長…メモらなくていいのか…?」

『大丈夫、全部覚えられる』

「?!」

あの長い話を?!
黒蘭はあまりの事に驚く
それとともに…妬ましい
その力がとてもともて

妬ましい

黒蘭は知らずにフメツを見ていた
穴が開くほど
ジッとぶれもせずに…
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