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□Beyond Distance
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―レイリーが去ってから数か月後のルスカイナ―

「ガルルルル」
「出たなっ、『武装』ゴムゴムの銃!!」
ドガーンッ!!
「ふぅ、やっと静かになったな。」

ふと空を仰ぐと、雲1つない夜空には、少し欠けた
月がぽっかりと浮かんでいる。
「この月・・・あのサボテン島でゾロとけんかした
ときの月に似てるなぁ。」

確か、あのときはナミに止められてどっちか強いか
決着つかなかったよな。ししし、なつかしいな〜。
それにしてもゾロのやつ、俺のメッセージの意味
ちゃんとわかってんのか?
あいつ、ああいうのちょっと鈍いからな〜。
しかも方向音痴だし、待ち合わせとかできるのか?
まぁ、そこがゾロらしいんだけどな。
いやぁ〜、いろいろ考えると疲れるな〜。

なぁゾロ、「腐れ縁」って知ってるか?
俺たちはもうとっくに「腐れ縁」なんだぞ。
初めてお前に会ったとき、俺はピンときたんだ。
剣士はお前しかいないってな。
どうだ?勝手だろ。
だけど、お前もそう思ってるはずだよな。
にっしっし、だからな、絶対また会うんだ。
それまで俺はもっともっと強くなるからな。
そしたらまた勝負だ!覚悟しとけよ、ゾロ!



―そのころ、シッケアール王国―

「ぶえっくしゅ!(ズズ)あぁ?風邪か?」
「どうしたロロノア。」
「いや、なんでもねぇ。まだまだこれからだっ!」
キィン!
待ってろよ、ルフィ!!
         離れていても、心はひとつ。

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