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□お留守番
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「島が見えたぞ〜〜〜!!!」
数日ぶりの島影にルフィの声が弾む。
「ナミ、上陸するよな?」
「ええ、あの岩陰に船をつけるわよ!」
「よしっ!野郎ども、島舵いっぱ〜い!!」
「「おう!!」」
船をつけ、錨を下ろすと恒例のくじ引きが始まった。
「じゃあ皆いっせいに引いて!」
「「せ〜のっ!!」」
2本の赤いくじは・・・
ルフィとゾロの手に。
「なにぃ〜!!船番だと!!」
「うっさい!くじ引きなんだから文句言わないの!」
なおもふてくされるルフィだったがナミに殴られて
しぶしぶ大人しくなった。
「やっぱりナミは怖え〜なぁ〜。」
この船にナミに逆らえる者はいない。
「ゾロ、あんたもよ!寝てたら承知しないんだから!」
「・・・へいへい。」
こうしてナミとロビンは服を、ウソップは開発の材料を、
サンジは食糧を、チョッパーは医学書を、フランキーは鉄材を、
ブルックは楽器を求めてそれぞれ出発した。
「ちょっとかわいそうだったかしら。」
「ふふっ、ゾロはともかく、ルフィに船番はつらいかもしれないわね。
なにかお土産を買って帰りましょう。」
「そうね、いい考えだわ!」