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□Voyage
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※再会後の話です。

2年前の不可解な行動が世間をにぎわせて以来、
ぱったりとその存在を消した海賊モンキー・D・ルフィ。
今、その一味がぞくぞくとこのシャボンディ諸島に集結していた。

――シャボンディ諸島42番グローブ――
ブルックが合流し、残すはルフィ、ゾロ、サンジとなった麦わらの一味。
彼らの到着をみんな今か今かと待っていた。

海軍が迫ってきているとの情報が入る中、3人がようやく姿を見せた。
「「ルフィ〜〜〜〜!!!ゾロ、サンジ〜〜〜!!」」
ル「お〜〜い、みんな〜〜〜!!!」
再会の喜びに沸きあがる船内。
ル「ほんじゃ野郎共!!!ずっと話したかった事が山程あるんだけど!!
とにかくだ!!2年間もおれのわがままにつき合ってくれてありがとう!!
出港だァ〜〜〜〜!!!行くぞぉ〜〜魚人島〜〜〜〜〜!!!」
全「「オオオオオ〜〜〜!!」」
2年ぶりの再会。
ここに、麦わらの一味は完全復活を遂げた。

かくして、魚人島を目指すサウザンド・サニー号。
船上には笑顔が溢れていた。
そう、この船のだれもがルフィを愛し、この先の過酷な航海にそなえて修行を
つんできたのである。「今度はルフィを私たちが助けるんだ」そう強く思って。

チ「ルフィ、その傷どうしたんだ!?俺、見ようか?」
ル「あぁ、これなら大丈夫だ!修行中にちょっとな。」
ナ「たいそうな傷ね・・・。傷といえば、ゾロ、あんたもその左目どうしたの?」
ゾ「これか?ミホークとの修行中にな。」
ウ「なにっ!?ミホークってお前が目指す大剣豪のあのミホークか??
  お前、何で敵に弟子入りしてんだよ!」
ゾ「なに、あいつを超えるための一環さ。」
ウ「・・・てめぇを超えようって男に稽古つけるかよ、普通・・・。
  それに、サンジは鼻血ふいて倒れちまうし。」
ロ「それは私も心配ね。彼に何があったのかしら?」
フ「あの女好きが一目でノックアウトとは、相当不憫な目にあったんだろうぜ。」
ブ「ヨホホホ、サンジさんお可哀そうに。」


そんな他愛無い話もこのメンバーだからこそできる。
ルフィは仲間を見渡して、一人喜びを噛みしめた。

(ここからまた始まるんだ!もう一度、皆で夢を見よう!!)

その間にも船は海底へと進んで行く。
刻々と変わる環境に、ゆっくりと話ができるのはもう少し先になりそうだ。

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