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□宝
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今日はほんとにいい天気だな〜。
昼寝には最高だ!
サニー号の芝生の上はお気に入りの昼寝場所。
ルフィは足取り軽く、そこへ向かった。
おっ、ゾロもいるな!
俺もここにし〜ようっと。
先客などおかまいなしで、ルフィはゾロの隣に
ごろんと仰向けになって目を閉じた。
キラキラキラ
んん?なんかまぶしいな、
それに目の前が真っ赤だぞ…??
ガバッ
「ぼ、帽子がないっ!!」
あまりの大声に隣にいたゾロが飛び起きた。
「なんだよルフィ!どうした?」
「ゾロ!俺の帽子知らねぇか?」
「帽子?俺は見てねぇぞ。ってか周りは探したのか?」
「いや、まだだ。」
そう言うやいなや、ルフィは辺りをグルッと見渡すが、
小麦色のそれはどこにも見当たらない。
「無い…」
「そういえばお前、さっきまでウソップとチョッパーと
釣りしてたよな。あいつらんとこ行って聞いてこい。」
「なるほど!サンキュー、ゾロ!!」
そしてルフィはウソップがいるであろうウソップ工場へ
走りだした。
「ったく、世話のやける船長だぜ。」