□DarK
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‘食欲’‘眠欲’‘性欲’

この3つの‘欲‘は

生きるために必ず必要な事であり、




‘欲’は誰もが持つもの…

どんな人間にも
 必ずはあるもの である。




『DarK』





いつも慌ただしいサニー号も


今晩だけは

何故か違う雰囲気だった。






この船のコックは

明日の朝のため、準備を…



この船の剣士は

トレーニングルームで汗を流し…



この船の考古学者は

不寝番のためマストで読書をし…



この船の船大工は

戦いで傷ついた船の整備をし…



この船の狙撃手と船医は

男部屋ですやすやと深い眠りにつき…



この船の音楽家は

楽しそうに鼻歌を奏でて…


1人1人が思い思いの時間を
過ごすなか、




この船の航海士は

女部屋で1人お酒を楽しんでいた。



静かに自分のペースで飲んでいくなか


コンコンと
小さなノック音が聞こえた。


「はぁい まっれて」


すでに酔いが回り
舌がおぼつかないナミがドアを開けると





そこには

この船の船長の姿があった。



「どぉったの?」


「帽子に穴が空いちまったから 直してくれ」
と言い放ち
ずんずんと部屋の中に入って来た。



「いぃ、わよ
直してあげゆぅ〜

でも、しょの前に
私の、相手、してにょw//」

といいながらルフィの手を握ってきた。

酒の力でいつもの
ナミが消えて

素直なナミにルフィは驚きながらも

「 ん……いいぞ」
と、顔を真っ赤にさせて照れながらも頷いた。




「やったぁ
ルフィだぁいしゅき」




そして、

ナミの一言一言にルフィは
だんだんと
嬉しくなっていった。


しばらくナミとたわいもない話しをしながら
「お前好きなやついんのか?」と軽い気持ちで
聞いてみた。


「んーとね////
ルフィかなぁ〜」

ナミは指を絡めながら上目遣いで見つめ、微笑んでいた。

『やべぇ
今日のナミ可愛すぎだろ〜

このままだと変な気分になっちまう』
ルフィの理性は、もうギリギリだった。




「わりぃナミ、おれそろそろ部屋戻るわ」
と言い残し、

ナミの顔を見ないように、部屋を出ようとすると、

突然ナミが泣き出した

「ぉい
何で泣くんだよ
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