04/11の日記

20:58
逆転男子(未完)
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朝起きたら、自分に胸がありました。

「…」

「はぁあ!??」

まて、落ち着け俺。これはきっと変化の術に違いない。慌てる思考を抑えるため慎重に印を組んで、解をする。
しん…
何も起きない。次だ。
そうだ、夢か。
ベタだが、単純に頬をつねってみる。

「っつ、」

普通に痛てぇ…
くそっ、昨日何かあったか?
思考する、とそこで頼りになる気配が近付いて来た。
助かった!
思わず、相手がノックする前にドアを開け、そいつを引っ張りこんだ。

「っわ!?な、何?」

驚く相手に、とりあえず、事情を説明しようとすると、相手は動きをピタリと止めた。

「ふぇっ、美人さん?」
「俺だ、ナルトだ」

「ナルト?」

第一声に呆れるが、早々に分かって貰うように名乗れば、驚いて聞き返してきたリオンに俺はそうだと頷いて返した。

「…変化、ではなさそうだけど、変装の練習?」

さすがリオン。チャクラの変化を読み取って理解するのも早い。焦っていた俺も、リオンに会っていつの間にか、落ち着いていた。

「いや、変装でもない。朝起きて見ればこうだったんだ」

先程の事情をそのまま話せば、リオンは驚くも、事の大変さに頷いてくれた。

「誰かの術、かな…」
「ああ。けど昨日の任務は何もなかった」

「…九尾の可能性は?」
「そういった話は聞いたことねぇし、今は俺の力で封印管理してるから問題ない」

的確な質問に、俺は直ぐに返答できる位なのに、全くもって原因がわからない始末。ああっくそ、こんな格好で任務に行けってか?

「ナルト、とりあえず変化の術は使えるの?」

「!、その手があったか」

とにかく変化の印を組んで見る。が…

「まさか…」
「ああ」

俺の変化がないことからリオンも気付いたようだ。

「変化が出来ねえっ」

ピィィイ

分かった瞬間、火影から召集の鳥が送られて来た。

「大変!7班はじいさまから来るように言われてるんだった」
「はあ、仕方ねぇ。このまま行って説明するか」

* * *

「な、ナルト!?」
「!?」

じいちゃんのとこに行けば、先に着いていたサクラとサスケが驚いて見てきた。カカシの奴は遅刻か?姿がない。だけど、じいちゃんは俺の格好見ても驚いてないってことは、召集はこれに関する事って訳だな。

「朝起きたらこうなってたってばよ!!」
「ふむ、やはりか…」
「じいさま、やはりってどういう事なんだよ?」

じいちゃんが原因を知っているって事で、俺達は焦る事はしないが事態を知るに説明を求めた。もちろん、サスケとサクラがいるから大袈裟にリアクション取ることも忘れない。

「実はのう、技術開発局から、現在試験中の薬が間違って運ばれてしまっての。それが変化を使わず変装できるものらしいんじゃが…なるほどじゃ。性転換薬とは…」
「感心してる場合かってばよ!?俺ってば元に戻れんの!?」

原因が分かったが、そんなもの、服用した覚え…って、あれか!
騒ぐ演技を続けながら、そんなものを覚えてない筈がないと頭で考えて漸く思い至った要因。

「あれ、ってことは、昨日の飴ってわたし達も食べましたけど、どうして平気なんでしょうか?」

気付いたサクラがじいちゃんに聞いた。それもそうか…だから7班は呼ばれた訳だし、カカシの奴は食わなかったからな。

「うむ。紛れたのは一つだけじゃった。判明した時には既におぬしらが帰った後での…だから、偶然ナルトが当たったわけじゃな」

笑うじいちゃんに、本当にすまないと思ってないのがまるわかりだった。話し、進まねえし、殺気を誰にもわからないようにじいちゃんに送った。

「おっほん。で、じゃ。肝心の戻る方法じゃが、まだ未開発じゃ。局の者が言うには今の所個人差があるが2、3日で効き目は切れると言うとった」
「2、3日ぃ!?」

ったくんなこったろうと思ったぜ…くっそ、その間変化なしで任務しなきゃいけねぇのかよ…

「何、支障をきたすような任務は入れんように配慮するから、我慢しとくれの」

流石に悪いと思ったのか、じいちゃんはそう言った。

「はぁ。仕方ねえってばよ…」

もはやため息しかでなかった。

「まぁ、頑張れよ」

ポンと肩に手をやられ、振り返ればサスケが同情の眼差しで見てきやがった。

「くっそ〜サスケ!てめぇが舐めれば良かったってばよ!!」

サスケに同情されては、ショックとしか言いようがなかった。ああっ、まじ流出させた奴覚えておけよ…

* * *

「それでナルトは女の体になっちゃってるのか」

カカシと合流したから、任務へとなったがやっぱり驚かれる姿に説明すれば、納得したように頷かれた。

「とんだ災難だってばよ…」
演技が面倒になってきたぜ…

女の潜入調査をすることが稀にあるから、うっかり表を忘れそうで怪しいし…げんなりとしていると隣でサクラがちらちらと見ているのに気付いた。

「なんだってば?サクラちゃん」
「んー、、ナルトって実は美人よねー…」
「あっ、それオレも思ってた!」
なんとなくで言ったのだろうサクラの返答にリオンも乗っかってきた。リオン、それさっきも言ってたよなぁ。

「うー、それは、サンキュってばよ」

任務で女に変化する事は確かにあった。だけど、いつだって容姿は変えてるから、素で言われると、なんて返したらいいのか微妙だ。とりあえず、礼は言っておく。可愛いではないから不快な言葉ではないしな。

「まぁ、そんな落ち込むな。今日の任務はちょうど女の子が必要な内容だから、役に立つぞ」
「は?」

うなだれた俺に、カカシは




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