小説

□夏の憂鬱(リクエスト小説)
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こんな思いを



俺は今までしたことがあっただろうか。









…夏の憂鬱…









蒸し暑い教室。
クーラーが完備されているのにも関わらずそれがつく気配は全く無い。



開け放たれた窓からは、湿った風が入りみ、教室の温度を上げていた。




手の甲で額の汗を拭う。

嫌味なくらいに照っている太陽を、俺は恨めしげに見上げた。

残像が目の奥に焼きつく。







黒い点の太陽。



蒸し暑い教室。







気になる存在がいた。






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