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□動揺
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ピロリロリン
「あっ、智鈴ちゃんからメールだ。」
「何て書いてあるの?」
「ええと、明日の昼、食堂でプレゼンの相談しようって!」
「やべっ、授業抜けたままだった。でももう今日は戻る気しないな。」
「そうだね。じゃあ帰ろっか。」
俺と雅は店長にお礼を言って、外に出た。

駅までの帰り道、お腹がすいたと言う雅に俺はクレープをおごった。
おいしそうに食べているところを見ていると、こういうところは
普通の女の子と変わらないんだなと思う。

「じゃあ、また明日!」
「ああ、また明日。」

雅と別れた後も1日中、あの歌声が俺の中でこだました。


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