世界革命(World Revolution)
□3.調査隊結成!
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と、言う事で。
私たちは今、穴の調査をすべく最近現れたと言われる西山へと向かった。
因みに集まった調査隊は五人。
隊長の私率いる、隊員1号紅葉君、隊員2号千郷君。隊員三号のつーちゃん。そして、隊員4号のメグがきた。
因みにメグとは、志野恩音といい、私の友達。
メグの家柄はサンタクロースの一族なんだって。
でも前に「クリスマスプレゼント頂戴!」って言ったら「あんたはあげれるような年じゃないから、ダメー!」って言われたことがある。
「……うーん…穴って、これ。だよね?」
唸りながら穴を指差すメグにつーちゃんが頷く。
「そう、それだよ」
顔が少し歪んでいた。
早く調査しないとね。
「てか、すぐに見つかるものなんだね…」
「何言ってんですか。周りを見てくださいよ」
紅葉君の言葉に千郷君が指を指す。
穴は至る所にありまくっていた…
空中に浮いた奴や木にへばりついてる奴まで種類が豊富ですこと…。
それと、どの穴を見ても赤紫色をしていて、薄気味悪い…。
「気をつけてくださいよーメグ先輩。魔物が現れるやもしれませんよー」
といい、カブトムシを捕まえながら言う千郷君。うん、ちゃんと調査してよ?
5秒ほど間があり、メグの震える声が聞こえる。
「み、見事なフラグ建築あざー……」
見れば顔を歪めるメグの前に立ちはだかる二足歩行の狼?が現れた。
身長は紅葉君よりも大きい。
……でかっ
終始にらみ合ってると、突然魔物が雄叫びをあげた。
それが私たちの逃げる合図となった。