世界革命（World Revolution）
□34.白の世界
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みんなを建物の外へとだしてあげる事にした。
「ありがとう無花果君！」
「あ、お前はすずめの家に厄介になるのか？」
「い、無花果。そ、それいいよ！おとーちゃんも、おかーちゃんも、喜ぶよ！」
僕は外と中の境界線にいる。
みんなが僕をみる。
でも、僕はもう決めた。
「僕は…此処にいるよ」
「…そうなの？」
すずめは少し残念そうな顔をする。
ごめんね。
「僕は此処に残って、やる事があるんだ」
「へー。そうなんですか」
そう、大切なやるべきこと。
すずめと、家族と一緒に過ごすのもいいかもしれない。
でも、それでも
やらないといけないんだ。
「ばいばい。みんな！さようなら！」
「うん！またね！」
また…か