世界革命(World Revolution)

□3.調査隊結成!
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「やああああ!!!」


掛け声と共に木を振り上げ続ける紅葉君の攻撃に大半の敵はいなくなったと思う。


これぞ、


「紅葉君のオカン無双!」

「京ちゃん邪魔!!」


ごめんなさい…。


それからメグは魔物たちを下痢に追い込ませてるし、つーちゃんは雨女の特性をいかしたプレーをしてる。

……私?私は木の枝を使って戦ってます。

はっきり言って無理ゲーすぎるよ?
こんな木の枝で戦えると思ってるの?
目潰しくらいしか友好的活用できなくね?



「みっなさんがんばってーくーだーさーい」



あそこで何時の間にか狼の魔物を手懐けた方がいますが…。



「千郷君…何時のまに…」

「気に入ったので話しをしたらペットになりました」



手に持ってる鞭と怯えと快感に歪んだその魔物を見ているとわかる。何があったのかわかるよぉ〜?

いや、そんな事より…。



「千郷君他にいい武器ないの!?こんな木の枝で戦えると思いで!?」

「アンタが武器を忘れてきたのが悪いんです」



……反論の余地もありません…。

因みにこの世界では銃刀法なんかはない。

皆それぞれに武器を持っていたりもするし、犯罪者が現れたら自分で命を頑張って護れ的な感じ。

それでも犯罪が出たら警察も、裁判所も、牢獄などはきちんとある。

そして私の愛用の武器は皐月という名前の大きな斧である。

ある日に、お父さんからもらったものだ。







それから小1時間過ぎ、魔物が消えた。

残ったのは千郷君が手懐けた狼の魔物だけ。

でも害はなさそう…千郷君に尻尾振ってるし…。



「ちょ…何時の間に…」


呆れたようにメグが千郷君に言う。確かに言うよ。


「気に入ったので、それにどうやってきたのかコイツにでも話しましょう」

「どうやって?」


首を傾げるつーちゃんに千郷君は言う。



「動物と会話できる人いますでしょ?」



……ああ!



それから、私たちは山を降りてある所へと向かって行った。




ー・−・−


その後ろで、赤い服と包帯が見えたけど…


気のせい…だよね?



 
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