世界革命(World Revolution)
□5.終わった後の…
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「紅葉君どれぐらい私寝てた?」
「うーん……三日かな?」
「あじかよ」
「あじだよ」
そんなに寝てたとか……なんて一人でぼやいてる京ちゃんの姿を見て少し、笑う。
「な、何笑ってるだー!」
「京ちゃん、ジョナサンみたいになってる……。あ、いや、なんか…微笑ましいなって」
「おかーさん」
「うん、黙れ。黙って食え」
こんなやりとりも三日ぶりで、ほほが緩む。
別に、これで七回あったこと。
それでも、寝てるこの子の姿を見ながら一日をこすのは嫌だった。
また、昔みたいになるのが……
「もーみじくーん!」
「んえ?」
不意討ちの呼び掛けに変な声出ちゃったよ……
「な、なに?」
「ありがとう」
そう笑顔でいってくれるキミ。
その笑顔はボクを何時も笑顔にさせる。
あの時だってそう。今も…変わらず。
でもね、ちょっと…サミシイ…。