世界革命(World Revolution)
□6.鬼の日常
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毎日霊園へと通う。
いっぱいの花束を持っていく。
入り口からボクの足で801歩歩いた所にキミの墓がある。
キミは凄く明るい女の子で…
ボクを愛してくれた。
「華南。今日も来たよ」
先ずは墓掃除をする。
丁寧に、慎重に、壊さないように…。
それから水をかけてあげる。
あの子の好きな花はひまわり。
それからあの子が天国にいられるようにお祈りをする。
それから、たくさんの話しをする。
「昨日はね。ハンバーグを作ったんだ。あ、ハンバーグは前にも話したよね?同棲してる子が好きでさ…。うん、仲良く暮らしてるよ…」
毎朝、いつもの時刻。
ボクの周りには誰もいない。
お盆の時は人が多いけどね。
「それから、穴の秘密。もう解決したよ。つーちゃんのお母さん…そっちにいってるかな?」
それからいつもの時刻にボクは帰る。
「また明日ね。華南。……大好きだよ」
これがボクの毎日の習慣である。