世界革命(World Revolution)
□14.不穏な関係と祝福パーティー
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「ご、ごめんすずちゃん!だ、大丈夫?」
と、心配して背中を撫でてくれる京子ちゃんに僕は息を切らしながら頷いた。
「…あ、あの…さ」
「……なに?」
僕は、京子ちゃんに聞く。
どうして、さっき引っ張っていったの?と。
そうしたら京子ちゃん、凄く…悲しい顔をした。
「………ごめんね…すずちゃん……」
京子ちゃんは凄く、泣きそうな顔で僕を抱きしめた。
僕が、いない間に…何が、あったの…?
僕はメイを見る。
メイはいつもの凛々しい顔で僕を見つめ返す。
「…何かがあったのですね。に、ございます」
そう言い、京子ちゃんを宥めさせる。
落ちついた京子ちゃんは、僕に話す。
あの日、僕が引っ越していったあの日。
何か、時間が歪んだらしい。
それから、先輩は人が変わったらしく……。
そこから京子ちゃんは泣いて、話しができなかった。