世界革命(World Revolution)
□16.鏡の館
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先頭に僕が行き、京先輩、紅先輩、すず先輩、メイさんの順番で歩く事になった。
因みに幅は歩道並に広いです。
なのに直列移動には…
「ムカデ歩行なら誰も迷わないね!」
と、いう京先輩のアイディアです。
そしてどうして僕が先頭かと言うと…
「ちっくんてなんか迷わなさそうな感じするよね!」
と、いう紅先輩の言い分です。
全く僕をなんだと思いなんでしょうね…。
それに歩いても歩いても鏡鏡……。
横を見ても、上を見ても、下を見ても、前を見ても…
自分の姿が写った鏡ばっかです。
全く嫌なもんですよ。
ナルシストなら良いでしょうが、生憎僕はナルシストではないからあまり長い時間自分の姿なんてみたくもありませんよ。
そう思うのはすず先輩も、でしょう。
さっきから身を縮めて先頭の紅先輩にひっついてますよ。
そうして歩いてる事約1時間………