世界革命(World Revolution)
□18.鏡と子ども
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「…どうしよう…」
三人で円になる形でその場に座り、考える僕等。
「うーん…。壊す?」
「Σえ」
すると、声が聞こえる
「壊しちゃうとー。あの二人出られないよー?」
「Σ!?」
現れたのは普通の子どもで…。
「き、キミは…?」
「ぼくは鏡の館だよー!」
鏡の館!?
「鏡の館…って…?」
「言った通りだよー?鏡の館自体がぼく。ぼくは鏡の館。」
そう言い、子どもは続ける。
「ぼくねー。ある人に作られたんだー♪」
「ある、ひと?」
「そう。ぼくを作ったその人はね?楽しい事がすきでー…この世界を壊滅させるのが目的なんだ!」
それを聞いた紅葉は「何…いってんのこの子」って言って顔を顰めた。
でも、有り得ない事だから当たり前で…。