短編
□少し昔のお話
4ページ/5ページ
あれから数ヶ月。
屋敷は何故か燃えたらしい。
「はぁ…事件未解決」
「で、でもでも!あんなこっわい所でしたよ!?」
「すみません…」
神代あずちは深深と謝罪をした。
そして、ふと、白い玉を見る。
「あんの、先生」
「…なんだい?」
「その、白い玉ァ…なんですか?」
指をさし、川蝉は「ああ」と、言う後にいう
「此れはあの屋敷で執事の傍に転がってたんだ。…一体此れがなんなのかはわからないが…。
とても、大切なもの。というのがわかる。
これからは不思議な感じがするんだ。」
そういう川蝉にあずちは「ほお…」という。
あとりはその白い玉を見つめて触ろうとするが、川蝉がそれをさせない。
「先生…。なんで私に触らせてくれないんです?」
「…いや、この玉は、なんだろう…他の人が触れてはいけない感じがするんだ」
大切だと感じるからだろうか?
この玉は…大切なもの。
他が触れてはいけない。
ならなぜ私は触れる?
どうして触れてるのだろう?
疑問ばかりが浮かぶ。