短編☆

□俺のもの。
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『風丸!!』


いつも通り通学路を歩いていると後ろから仁美が走ってきた。

「仁美、おはよ。」


『はよー!風丸!・・・昨日はごめんな・・?ヒロト達が・・・』


「きにするな。」


というと仁美は
ぱぁと笑顔になり、ありがと!と言った。





かわいいな・・・




じつは俺たちは恋人だったりする。

しかし

サッカー部のキャプテンで容姿端麗の仁美はモテる。
親衛隊(自称)もいるほどだ。


だから二人っきりで会えるのは朝だけ。

学校で二人っきりで会うとどうなるかって?


答えは簡単。

俺の命がなくなる。


『・・・・る?・風丸?』


「・・っあ!なに?」


『話聞いてよ〜』


「ごめん。ごめん。」


なんて話していると




「「「円堂〜〜〜〜!!!」」」


仁美親衛隊(自称)のやつらがなぜか目の前に!!



『おまえら・・。な・・なんで?』


「円堂が朝からポニーテールと一緒って聞いたからな!!迎えに来たんだよ!!」





チッ
ばれたか。
誰だよ、噂ながしたやつ。



なんて考えていると

「さぁ。俺と一緒にいくぞ?」
「黙れ。俺が一緒に行くんだよ」
「こんなやつらじゃなくて僕だよね?」


いつも通りけんかを始めた。


すると


---ちゅっ----


俺の頬でリップ音が響いた。
なんと仁美がキスしてきたのだ!


『私は風丸とつきあってるの!!これ以上私達の時間をとらないで!!』


といって俺の腕をひっぱり走り出した。


「ちょっ・・!!急にどうしたんだよ。」

みると仁美は泣いていた。


『これ以上風丸との時間がなくなるのはいやだよぉ・・』


っっっっ/////


そんな言葉を聞けると思ってなかった。

嬉しいな・・オイ!


俺は仁美を抱き寄せ、唇を重ねた。


『/////風丸?』

「今日からは学校でもずっと一緒にいような?」


『うん!!』


今日からは俺だけのキャプテン




(あぁ。絶対寿命減ったな・・。でもあいつのために生き延びないとなっ!)
と決心した風丸だった。

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