短編☆
□教えてあげる。
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知りたいんだ。の続きです。
仁美との勝負が終わって3日。
俺は仁美の森に来て、仁美と一緒にいた。
「約束は守ってもらうぞ。」
『うん。ってか…。守らないなんて言ってないし…。』
あはは、と仁美が苦笑い。
『 んで…?具体的に白竜はボクのなにが知りたいの?』
そんなの…決まってる。
「すべt…『全部とか言われても困るからね?同じような意味の言葉も却下。』
仁美はどこか遠い方向を見ながら
『教え…事は、…とつ。
ボクは…。……で……だから…。…じゃ…ないんだ…』
とても小さい声でなにかを言った。
ふむ。
なにか言いづらい事なのか…?
これは質問を考えてきちんと選ばないとな…
と考えてると仁美がいきなり抱きついてきた。
小柄な仁美は俺の体にすっぽりと覆われる。
「な!///っ〜!!どどど、どうしたんだ?」
多分俺は耳まで真っ赤になっているのだろう。
1人でパニックっていると
『白竜は…暖かいね。』
と仁美がつぶやいた。
そして
君もこうしたらボクの事が分かるよ、と微笑みながら言った。
ん?
抱きしめていいのか?
俺は仁美を抱きしめてみる。
そして気がついた。
「お前の体は…冷たいな。」
仁美の体はとても冷えていた。
だから…俺はわかってしまったのだ。
『そっか。…気づいたんだ。そうだよ。ボクは人間じゃn「冷え性なんだな。」…はい?』
「冷え性だったのか。冬とか大変だろ?」
俺は気づいた。
仁美が冷え性ってことに。
冷え性って大変そうだよな〜っと思っていると
『あ〜はははは!面白い!君は最高だね!!〜っ!あぁ、おかしっ!お腹痛いよ…!』
なぜか爆笑してる仁美が。