短編☆

□安心なようで不安。
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きんこん かんこん




『だーれだ!』
「…仁美。」
『…正解。なんでバレるの〜?』
「……そりゃ…わかるから。」


私達は伊敷仁美と豪炎寺修也は付き合っています。
正確に言えば許婚です。


修也のお父さんはお医者さん。
私のお父さんさんもお医者さん。

父親通しが幼なじみでもし2人に子供が生まれて、性別が違うのであれば結婚させよう!
っと、学生のころ約束したらしい。
それが叶って2人は許婚に。

自分達で言うのもアレだけど…。

お互い容姿端麗の私達はモテる。


告白を断る理由がお互いに

私(俺)には修也(仁美)がいるから。

という理由。


なので私達が許婚で付き合ってるっていうのは有名だ。


…それでも私は不安になる。

私と修也は小さいころから一緒にいて、許婚とはいえ、私は本気で修也が好き。
でも…修也は?
修也はいやいやなの?


『ねぇ〜修也〜』
「なんだ?」
『私、修也の事好きだよ?』
「…そうか。」


っと、いつもこんな感じ。
修也は私に好きって言ってくれない。
それでもその事が言い出せない私は弱い。

許婚だから他の人には取られない。
安心はある…

でも…!




ねぇ…修也。
私は修也が好き。

修也は私のことどう思ってる?


不安な恋は気持ちを奪う


このあと私は最悪な光景を見る。
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