短編☆
□妹も公認しちゃいました。
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『みんなぁ〜、サッカーやろうよ』
いつものようにグラウンドに行き、先に練習をしてるみんなに声をかける。
私の日課。
「仁美!!いいところに!」
すると豪炎寺に腕を引っ張られベンチの前まで連れていかれた。
そこには可愛い女の子が座っていて。
そして豪炎寺はドヤ顔で言った。
「紹介する。俺の可愛い可愛い可愛い妹の…夕香だっ!」
といってベンチにちょこんと座っている女の子を紹介する。
「け、なにがだ。春奈のほうが数百倍、いや数千倍可愛いに決まってる!」
出たよ。シスコン。
『風丸…これはいったいどういう事?』
とりあえず風丸に聞く。
「豪炎寺がどうしても自分がサッカーしてる姿を夕香ちゃんに見せたいっていうから、連れてきたらしい。」
『そうなのかっ!夕香ちゃん、円堂仁美だよ。よろしくね。』
私が言うと夕香ちゃんはによろしくです、と言って私に抱きついてきた。
なんと可愛らしい子なんだろう。
でも…
『夕香ちゃん、いまからサッカーしてくるから待っててね。』
私は夕香ちゃんから離れようとするのだが夕香ちゃんはなぜか私の事を相当気に入ったようでなかなか離さない。
『ちょっ…豪炎寺、なんとかして!』
「夕香。いまからお兄ちゃん達はサッカーしてくるから…な?仁美を離しなさい。」
豪炎寺が言うと夕香ちゃんは渋々だけどを離してくれた。
うん、いい子だね。
そして練習は終わり帰り道。
「さぁ、夕香。帰ろうか。」
豪炎寺が夕香ちゃんに手を差し伸べる前に仁美の所へ行く夕香ちゃん。
「仁美おねーちゃんも一緒に帰ろ?」
へ?
「仁美お姉ちゃんお願い…。」
『うっ…そんなキラキラした目で言われると…。
分かった。一緒帰ろうか。というわけでお前ら。今日は一緒に帰れないから。ごめんな。』
みんなとても沈んでる。
本当にごめん。
「仁美お姉ちゃん、手ぇ繋ごう!」
『うん。いいよ!』
「わぁ〜い!嬉しいっ!」
うぅっ!これは…可愛すぎる。
『豪炎寺…お前がシスコンになる理由がわかるよ…』
「だろ!夕香は世界一可愛いんだ!」
豪炎寺のそんな叫びが町に広がったとさ…
シスコンって誰でもなれるね!(笑)
(ねぇお兄ちゃん。)
(ん?なんだ?夕香。)
(夕香ね、仁美お姉ちゃんみたいなお姉ちゃんが欲しいなっ!)
(そっか…。)
(って事で仁美!夕香も公認だし俺たち付き合おう!)
(は?なにいってんの豪炎寺?)
((((((ぜってぇ許さねぇ…))))))