短編☆

□Everlasting Promise
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春の誓いの続き。



「…仁美。準備できた?」

今日は俺と仁美の結婚式。

俺達は、桜が満開に咲いていたあの日に付き合ってかれこれ5年。

喧嘩も何十回とやったし破局危機もたくさんあった。

だけどリュウジや晴矢、風介達の協力もあって今日まで来れた。

その時、カーテンが開いた。


『…ヒロト。どうかな…?』 

遠慮がちに俺の所に来る仁美。

「っあぁ!…うん。綺麗だよ…!綺麗すぎてびっくりした。」

『…ふふ!ありがと。ヒロトもかっこいいよ。』


周りからみたらただのバカップルだと思われていてもおかしくない。
だけど俺は本当に仁美が好きだし、一生守りたいと思ってる。

「「「ヒロト〜!仁美〜!」」」

『あ、リュウジ!晴矢!風介!3人とも今日は来てくれてありがと〜!』

「当たり前じゃん!瞳子姉さんとかお日様園のみんなも外で待ってるよ!ホラ、はやく!」

今日は仁美の強い希望でお日様園で式をあげている。

「…じゃあ、行こっか。」

俺は仁美に手を差し出した。

「--新郎、新婦入場--」

「「「おめでとう!」」」
「「「幸せになれよ!」」」

あの大きな桜の木がある大きな庭を通りながらみんなの祝福をうける。

そして牧師さんの前へ。

指輪交換して誓いの言葉へ。

「あなたがたはお互いを一生愛し、支える事を誓いますか?」

そんなのもちろん決まってる。

「『誓います』」

「それでは誓いのキスを…」

『ヒロト…!私、いま1番幸せだよ。』

俺にしか聞こえない大きさの涙声で言ってくる仁美。
めっちゃくちゃ可愛い。

「俺もだよ…。一生離さないからな。愛してる…」


ジンクスは本当でした。


(お前ら見せつけやがって!俺だって仁美の事が…!)
(まぁまぁ晴矢、落ち着いて。気持ちは…分かるから。)
(私も晴矢の気持ちが分かるぞ。)
(お前らも失恋か…!まぁ仁美が幸せなら…な。)
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