Present for.....

□Engagement
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待ちに待ったお昼時間!
いつものように彼が待ってる屋上に行く。
 


『つるつるつるぎ〜!起〜き〜て〜!ご飯だよ〜!?
ってか今日も授業サボり?なんか担任が全員が授業するのが夢だね、とか泣いて語ってたんだけど〜!』

反応がなかったので体を揺する。

『起きてよ、つるぎしろ!』

「…なんだ、穂かよ。」

起こされたのが不満なのか、それとも名前をからかわれたのが不満なのか私の幼馴染兼、彼氏の剣城京介は不機嫌そうにに眉をひそめる。
私はそんな彼の反応が可愛いすぎてますますいじめたくなるのだ。


『つるぎじょう〜〜!!』

「…つるぎだ。」

『あれ?けんじょーだったよーな。』

「てめぇ…!」

すると怒ったのか頭を叩かれた。

『いたっ、痛いよ〜やめて〜!けんしろー!』

「……次はグーで叩くぞ。」

『ごめんなさい。』

いやぁ、危ない。目が本気だった…!
でも、女の子相手にグーってひどくない?

「んで?…俺の名前は?」

『ちゅるぎきょうすけ。』

「(((ゴンっ」

頭の上で鈍い音ともに私の頭に走るとてつもない痛み。

『っ〜!!!本当にグーで叩いた…!』

頭がガンガンする。なんだよぉ〜からかっただけじゃんか…!

『京ちゃんのバカ…!痛いぃ〜。』

「いつもの呼び方に戻ってるし…。
そんな強く叩いてねぇーよ。」

『痛いものは痛いのっ!私の頭が悪くなったらどうするのっ!責任取れ〜!』

お返しに私も京ちゃんの背中を叩く。

「痛っ!だいたいお前が悪いんだろ?なんで俺が…『責任、責任ー!責任取れ〜い!』はぁ…そんなに言うなら取ってやるよ。…責任。」

そして私を自分の体に引き寄せる京ちゃん。
そして唇を重ねる。

『ん…!ちょっ…!京ちゃん、いきなりなにすんの!?あ、あ、ありえないっ!』


私が真っ赤になっている京ちゃんはニヤリと笑ってて不覚にもドキッとしてしまう。

「責任取れって言ったのはそっちだろ。もしも…穂がバカになっても俺が嫁に貰ってやるから安心しろよ。」

『…へ?それって…』

「あ〜!だから、お前は俺の嫁になるから頭が悪くても俺が食わせてやるからバカでも大丈夫、って事だ!穂は本当に鈍いな、全く…」

そっぽむいて真っ赤になる京ちゃん。
京ちゃんのそんな顔を見てると私も顔が熱くなってきたよ…

『京ちゃん…』

「…なんだよ。」

『京ちゃんってやっぱりいい男だね!』

「はぁ?」

すごい驚いた顔をする京ちゃん。

『だってすんなりとかっこいい事言うんだもん!私の心臓がもたないよ…!
あのね、私、京ちゃんの事大好きだよ!だから…絶対お嫁に貰ってね?私から離れないでね?』

私がそういうと京ちゃんは私を強く抱きしめた。

「バーカ。俺が穂みたいないい女を手放すかよ。絶対他の男に渡さねぇーから。」

京ちゃんの低い声が耳元で響く。

『大好きだよ…!京ちゃん』

小さい声で言ったけど私の想い、伝わったかな。



名前遊びからプロポーズ



(あ〜、でもお前は逆にバカになれ!)
(え〜なんで!?)
(そうしないと俺は一生学年次席じゃねぇかよ!)
(ふふふっ!学年主席の座は渡さないよ!)





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