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□星を見に行こう
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『ねぇ…白竜』

「なんだ?穂」

『今暇でしょ?星見に行こうよ』

「暇じゃない…見ての通りにトレーニング中だ」

ここはゴットエデン
シードの中でも絶対行きたくない場所として有名な場所だ

そしてそのゴットエデンで
紅一点として君臨する穂
どこのポジションをさせても強いが
性格はゆるくのんびりしているマイペース主義者だ

俺はそんな穂とよく一緒に居る

『…今日…流星群が見れるんだよ
ねぇ…行こう…白竜』

後ろからぎゅーっと俺に抱きついて
文句ばっかり言う穂

「わかった…行けばいいのだろ!!」

『さすが…白竜…と決まればさっそく行こう!!』

俺の手を引っ張って施設から出る穂

「おい…どこに行く」

『ふふ…秘密ー…着いてからのお楽しみだよ…』

鼻歌を歌いながら上機嫌に歩いている穂
俺はそんな姿を見て少し笑ってしまった

『はい…とーちゃく』

そこは少し小高い丘だった
大きな木があるだけの丘だった

俺の手をパッと離してから
木の方まで歩いて木の下で寝転がった

『白竜もおいでー』

「おい…風邪ひくぞ」

『大丈夫だよ…ほら星綺麗だよ…』

俺も木の下まで行って穂の隣で横になった

真っ暗な世界に綺麗な星があった
絶対にここでしか見えない綺麗な星空だった

『見て、流れ星』

ほらほらっと言ってじぃーと空を見ていると
次々と流れ星が飛んで行く
本土とは違って綺麗に見える流星群

「なぁ…穂」

『にゃんだい?』

「なんで俺を誘ったんだ?
剣城もシュウも居ただろ?」

素朴な疑問だった
俺じゃなくてもシュウあたりは快く一緒に行ってくれた

『…白竜と見たかったんだ』

「なっ!!」

『だってさ…なんだかんだ言って
長い間一緒に居たんだよ…白竜と
確かに剣城やシュウも仲間だけど
最近やってきたからねー…』

暫く空は流星群で埋め尽くされていたが
次第に星は降らなくなった

「おい…帰るぞ…」

『んー…眠い』

腕を俺の方に向けて
起してーとか言う

「はぁ…おぶるからさっさと起きろ」

ベシっとでこを叩いて起すと
んーっとか言いながらむくっと起きて
背中に乗る穂

『眠いよぉー…白竜』

「ったく…寝てろ…」

森の中をざくざくと歩いて
早めに施設に着くように歩く

施設について穂の部屋に行く
そして穂をベットに降ろして
部屋から立ち去ろうとすると

『はくりゅ…』

ぎゅっと俺の洋服の裾を掴む穂
無理やり剥がそうとしたが
幸せそうに寝ている穂を起すのもいやだったから
俺もその場で寝ることにした

流星群の夜に

 

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きゃぁぁぁぁぁぁ!
多分、この話を見て発狂したのは僕だけではないはず!
やばいやばいやばい〜!

さすがゆーふ様っ!
憧れます…!

リクにこたえてくださりありがとうございました!
そして、40000打おめでとうございますっ! 

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