Present for.....

□ある休日の話しです。
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今日は普通の休日になるはずだった。
朝練をして、豹牙達の練習に付き合って、家に帰って好きなことをする、というなんでもない休日。

それなのに…


「アツヤは黙ってて!穂ちゃんとデートするのは僕だよ!」
「兄貴のほうこそなにいってんだ!穂は俺のもんなんだよ!」
「士郎先輩とアツヤ先輩!なにいってるんですか!穂と年齢10こも離れてるくせに!」
「「雪村は黙ってろ!」」


どうしてこんな事になったんだろうか…
そして私はさっきの出来事を思い出した。



そう、あれは休日恒例で行っている豹牙の自主練での事だった…



「よし、今日の自主練習はここまで!」

いつも通りに自主練している3人を見ていたら士郎先輩が大きな声でそう言った。

いつもの時間よりかなりはやい終了。
なんだか気になったので3人のもとへかけよる。

『?士郎先輩、いつもより終わるのはやくないですか?
…豹牙、もう疲れたの?』

「俺はまだいけます!どうしてこんなにはやく…?まだいつもの半分しかやってませんよ?」

「そうだよ、兄貴。なにか用事でもあるのか?」

「うーんとね、今日はなんか穂ちゃんとデート行きたくなった。」

「「『はぁ?』」」

「って事で…行こ?穂ちゃん。」





そしてしばらくの沈黙。


その沈黙を破ったのはアツヤ先輩だった。




「ふざけんなぁぁぁぁ!俺の穂なんだぞっ!兄貴なんかに渡すわけがねぇだろーが!」

この町全部に響くんじゃないかと言うくらいの大声。

「士郎先輩もアツヤ先輩も穂といくつ離れてると思ってるんですかっ!?俺だって…!」

「「僕ら/俺ら愛に年の差なんて関係ないよ/ねぇ!」」

そしてまたいがみ合う3人。

気のせいか火花が散ってるような気がする…。

『あの…それなら4人で行けばいいんじゃないですか?人数多いと楽しいですし。』

私が恐る恐る提案してみると3人は同時にため息をついた。

『え…?なんですか?』

結構いい方法だと思うんだけどなー?

「穂ちゃん…わかってない…」
「だな…。これだから鈍感は…」
「俺らって苦労人ですよね…」

『え…?私なんかやっちゃいました?』

「いや…なんでもねぇよ。あぁ〜もう拉致があかねぇから穂が決めろ!お前は誰と行きたい?」

「もちろん僕だよね?」
「俺だろ?」
「お前らは黙っとけっ!穂が決めろ!」

『ア、アツヤ先輩、そんな事急に言われても…!』

そしてジリジリと迫って来る3人。


「「「さぁ、どうするっ?」」」



『こ、困りますよー!』


豹牙☆
士郎先輩☆
アツヤ先輩☆

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