Present for.....

□鈍感って大変だよね
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私に悩みが出来た。
…それも恋の悩み。

それは、私がマネージャーをやってるサッカー部のキャプテン、円堂守くんの事。

…なぜか避けられている気がするのだ。

円堂くんに一目惚れしたからサッカー部のマネージャーになったのにな…。

『ねぇ、秋。私、円堂くんに避けられてる気がするんだけど…嫌われてるのかな…』

悩んだあげく、円堂くんと仲がいい秋に相談する事にした。
ちなみに、秋には私の円堂くんに対する想いはバレている。

「円堂くんが穂ちゃんを嫌ってる?そんなわけないでしょ!だって円堂くんは…穂ちゃんの事が…あっ!えっと…穂ちゃんの勘違いじゃない?」

『でも…明らかに避けてるよ?私と目も合わせてくれないもん。』

「(円堂くん…なにやってるの…はぁ…)とにかく!気のせいだと思うけど…」

『そうかな…?』

「そうなのっ!(じゃないと…私が…めた…意味…が…!)
ホラ、休憩に入ったみたいだし、タオルとか渡しといで!」

秋に背中を押されてそのまま円堂くんの目の前へ。

『うわっ…!は、はい円堂くん!はい、タオルとドリンク!』

「お、おぅ!穂…さ、サンキューな!」

円堂くんは私からタオルとドリンクを受け取ると私を避けるように風丸くんのところへ行ってしまう。

やっぱり…避けられてるよ…
顔も真っ赤だったし…なんか怒ってる?
…そんなに私嫌われてるのかな?

涙目になりながら秋のほうをみると秋は口パクで気のせい、と言ってきた。

いまのが気のせいなわけないじゃん…
秋ったらなに言ってんの…?

『秋ぃ〜!私、どうしたらいい?』

「もう!穂ちゃん!鈍すぎるよ!」

この恋、実るのかな?



---その頃の円堂たち---

顔を真っ赤になった円堂がこっちにくる。

「おいおい…円堂。なんでこっちに来たんだよ…?」

「そんな事言われたって!どうすればいいかわかんねぇんだもん!」

「あれだけ、今日は穂と話すって言ってたじゃんか…」

俺はため息しかでない。
円堂はさっきから顔が真っ赤のままだ。

「…なぁ、風丸。俺、どうにかなっちゃったのかな?なんか…穂をみてると胸がポカポカするんだけど、穂目の前にいると緊張して思うように話せないっていうか…」

俺、おかしくなっちゃったかっ?
どーしよ、どーしよ!
と焦っている円堂。

「円堂…まさか、気づいてないんじゃ…」

「ん?なにがだ?」

「はぁ…。円堂って本当に鈍いよな…」

「なにがだよ〜!教えてくれよ〜!」

「ンなもん自分で考えろっ!」




(穂っ!)
(え、円堂くん?どうしたの…?)
(じ、実はな…!俺、お前の事…)


そしてこのあと、秋と風丸が協力してもらい、円堂が穂に告白して付き合う事になるのはもうちょっと先の話…
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