三國ギャグ
□孫呉謎の湯けむり温泉殺人事件!
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――それは、ある静かな夜に起きた事件。
湯浴みをしていた甘寧が倒れていたのだ!
チャーンチャーンチャーン!チャーンチャーンチャーン!(BGM)
気が付いたのは一人の女官。
女官A子「布をお持ちしたのですが、甘寧様からお返事がなくておかしいなと見てみたら…!」
甘寧が倒れていたらしい。
女官A子「その時の甘寧様といったら…うぅ」
陸遜「酷でしょう。無理に言わなくて大丈夫ですよ」
女官A子「っ…陸遜様」
何を見たのか、女官はとても青ざめていた。
そんな事件に緊急召集されたのが、かの陸遜警部である。
彼は幾多の難事件をいとも簡単に解決することができるスペシャリスト。
彼曰く、
「真実はいつも一つ!」
ちなみに助手には孫尚香。
彼女は運動神経抜群で、数多の引ったくり犯をぶた箱行きにした犯罪者もおののく名助手!
おや、彼女が何か見付けた様だ。
尚香「陸遜!これって!」
陸遜は手早く手袋をはめ、その物体を掴んだ。
陸遜「…でかしましたよ、姫様。これは重要な証拠になるでしょう」
丁寧にそれを袋に入れた陸遜は、そのまま鑑識の文官に手渡す。
不自然に置かれていた、それ。
事件の重要な手掛かりになるに違いない。
と、そこへ重要参考人が三名連れてこられた。
陸遜「わざわざお呼び立てしてすみません」
凌統「ホントだっての」
小喬「んもぅ!今、周瑜様とお話ししてたのにぃ」
孫策「何で俺等が疑われてるんだ?」
陸遜「ふふ、貴方達には動機があります」
孫策「動機だぁ?」
陸遜「凌統殿はいつも甘寧殿を恨んでいます」
小喬「あたし関係ないもん!」
陸遜「小喬殿は以前、甘寧殿に饅頭を食べられてお怒りでしたから」
小喬「ぎくっ!」
孫策「で、俺は何なんだよ」
陸遜「貴方はキャラのかぶる甘寧殿が気に入らなかった……そうですね?」
孫策「違うから」
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