☆小説☆

□おつかい
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ある日のこと





「ちょっと練習いってくるー」




俺が、家を出ようとしたら、オヤジが



「部活か?武?」


と聞いてきた


「いんや、今日、ほかのことでグラウンド使うらしく、部活やすみなんだ」


「じゃ、何の練習に行くんだ?」


「野球に決まってんだろ?」


「ほぅ、自主練ってやつだな!」




俺は、そうだな!と頷いた




「じゃってことで、いってき「ちょっとまてぃ、武」ん?!」


「どうしたんだよ?なんか、用事でもあったか?」

「行くついでに、ちょっとおつかい頼まれてくんねえか?自主練だったら、時間決まってないんだろ?」

「あぁ、いいぜ!じゃっパパッっと終わらせてるくるぜ!」

「あんがとなー」




そして、オヤジはどこから取り出したのかわかんねぇが、


竹寿司の袋にはいった寿司のお持ち帰り用のセットを、俺に手渡した






「送る先の住所はこの紙にかいてある、それ見て届けといてくれ!

ただ………」


「ん?どうしたんだ?」


「それがよぉ、そのお客さんは、



『俺はここの店の美味い寿司とともに、

あんこの美味い和菓子屋の和菓子もたべたいぞ!』


だそうだ、

で、それをかってから届けてくんねえか?」


「へぇー面白いお客さんだな♪いいぜ!」






そして、俺は家をでた




服装は、野球が出来る格好、

カバンは、いつもつかってる土で汚れちまったショルダーバック

右手には、寿司

左手には、この辺の和菓子屋さんの地図




まったく不思議な人に違いないな
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