おもちゃ箱
□はっぴぃーぷれぜんと!!
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「美音。」
「何?政宗。」
「あーん、しろ。」
「はぁ!?」
「うっわぁ〜独眼竜ってば大胆だな〜。」
「何!?急に何言い出すの!?」
「Ah?ふと思ったから口に出したまでだ。ほら、俺にあーんしろ。」
「政宗様何を…」
「今日くらい良いだろ?なぁ美音。」
「やりたくないです。」
「はぁ?いつもやってんだろうが。」
「や、やってないし!!」
「美音…別に俺様たちに遠慮なんかしなくていいんだぜ?」
「俺も一度拝ませてもらいてぇな、独眼竜が##NANE1##に甘えてるところ。」
「俺も、二人が恋してるとこを眺めていたいよ。」
「………仕方ないなぁ…」
皆に押された挙げ句、結局やることにした。フォークで一口分掬い、政宗の口元へ運んだ。するとフォークの上のケーキは政宗の口へ含まれた。
瞬間、フゥーと冷やかす声が飛び交った。
「ん…うめぇな。」
ペロ…と赤い舌で唇についた生クリームを舐めとる政宗。やば…ちょっとエロかった、なんて不覚にも思ってしまい自然と目を逸らした。
すると、いきなり顎をつかまれ、政宗の唇が私のそれに押し付けられた。
「ん…!?」
「おいおい…やるなぁ独眼竜。」
「政宗様!!」
人目も気にせず、舌が口内へ侵入してきた。まだ若干生クリームの味が舌についていたのか、私の舌を絡めとる政宗のそれはとても甘かった。
「………っはぁ…」
「いやぁーお熱いねぇ。」
「全くやりすぎっしょ、独眼竜。」
「なんと…破廉恥なッ…政宗殿と美音殿…少しは自重なされよ!」
「自重?んなもん知らねぇよ。それよりもっといいもん拝ませてやろうか?」
政宗は私の首に顔を埋めてきた。と思ったら、先程の甘い舌が首筋を這い始めた。