愛 Love ××?

□七夕の夢〜家三ver.〜
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___7月7日。

年に一度、わしの愛する人に会うことのできる日だ。

なんで年に一度かって?野暮な事を聞くなぁ。

秀吉公がわしらの交際にブチ切れたからだ。そう、わしと三成の交際に。イチャイチャしているうちに、中々仕事に集中出来なくなってきてな…サボり始めたら秀吉公がキレたのだ。

…まぁ前置きはこのくらいにして。

早速わしは、天の川の向こうにいる三成へ会いに行った。


「三成ぃー!!会いに来たぞー!!」

「いぃぃえぇぇやぁぁすぅぅ!!!!」


後ろから名前を呼ぶと、ぐわっとわしの方へ振り返り、片手に握った刀をわしに降り降ろしてきた。

流石にわしも驚く。


「うわぁ!?て…手荒い歓迎だな…」

「歓迎などしていない!!誰のせいで秀吉様に怒られたと思っているんだ!!貴様が仕事をサボるからだろう!!」

「…だって三成があまりに可愛くて集中出来なかったんだ…」

「ふざけるなぁ!!貴様のせいで…貴様せいで……!!」

「…?」


急に涙を目に浮かべる三成。何かを悔やむような表情でわしを睨みつけてきた。


「………貴様のせいで…年に一度しか会えなくなったんだぞ…」

「……」


その言葉に正直驚いた。まさか三成がそんなこと言うなんて…
確かにそうだ、わしがあの日仕事をちゃんとしていれば毎日会えたのかもしれない。三成もわしに会えないのが悲しいのか…


「すまない…三成…」

「貴様に謝罪の気持ちがあるならば…首を出せ。」

「は?」

「今ここで貴様を斬滅してやる!!さっさと首を出せ!!」

「ま、待て三成!!そしたら永遠にわしと会えなくなるぞ!?」



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