私が命を捧げる者。


□三成様の付き添い
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ーー次の日ーー


今日の仕事は、三成様の外出に付き添う事だった。私は忍だから普段は変装しなければならない。正直、三成様と二人きりの外出は初めてで…なんか…ドキドキすっぞ。
変装なんかも勿論初めて。普通の女のような格好をしろ、と言われたものの、よく分からなかった。ので三成様に選んで貰った。

「三成様…こんな格好で本当に宜しいのですか…?」

「何か不満でもあるのか。」

「いえ!決してその様な事は。…こんな格好初めてですから…恥ずかしくて…」

黒しか着たことのない私は、桃色の着物に下駄、簪まで刺してと普段より派手な格好だった。三成様が選んで下ったのだから文句はないが…

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「ついたぞ。」

「ぅわぁ……」

馬でしばらく走りついた。そこには何本もの満開に綺麗に咲く桜の木をいっぺんに見下ろせる丘だった。
日の光に当たり輝く桜は言葉を失う程だった。

「凄い綺麗ですね…」

「お前にこれを見せたかった。」

「私に…ですか?」

「あぁ。お前の存在には大変助かってる。最近ほとんど仕事ばかりだからな、その褒美だ。」

「三成様…あり…がとう…ございます…」

「な…このくらいの事で泣くな!」

「三成様がぁ…ひぐっ…私なんかの為に…嬉しいです…」

「………嬉しいならいい。///」


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