夜叉と結界師

□第8話 対面
1ページ/2ページ




「ついたぜ。ここが俺の家だ」



良守はそう言った。


そう、場所変わってここは墨村邸。

銀時は一言おお〜と声をあげた。



「めっちゃ立派じゃねーか」



「まあな。一応家系みたいなもんがウチにはあるから」



「へ〜」



なんて会話をしつつ良守は玄関の戸を開ける。



「ただいま〜」



「おじゃましまーす」



そう言って家の中へ入る2人。

ちなみに斑尾も一緒だ。



「よ、良守!?その隣の方はどなたでいらっしゃるんだい?」



そう言って現れたのは良守の父、修史さん。(なぜかさん付け)



「あ、あのさ。繁じいどこにいるか知らない?」



「え?ああ、それなら…」



「よぉしもりぃぃぃ!!烏森の警護をサボって何帰ってきとるんじゃお主はぁぁぁ!!」



「…説明しなくていいね」



「なんだ、あのじーさん。大丈夫なのか?あんなはしゃいで」



「大丈夫だよ。繁じいだし」



「なんだその扱いは?それが祖父に対する態度なの?」



「む、誰じゃそやつは!」



「あ、どーも。坂田銀時でーす。好きなもんは甘いものと酔狂なやつです」



「そーではない!なぜここにいるのかと聞いておるんじゃ!」



「まあ落ち着いて聞いてくれよ繁じい。実はいろいろ事情があって…」



「…なんじゃ、その事情とやらは」



「まあここじゃなんですから居間でお話しましょうよ」



「さっきからずっと玄関でもんな」



「仕方ない…良守、続きはあとじゃ」




そんなこんなで移動する一同。

はてさて、繁守はこれまでの事情とやらを聞いてどう反応するのだろうか…?
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ