夜叉と結界師
□第13話 置いてきてしまった
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「…よしっと…」
良守は自分の支度ができ、そう呟いた。
現在丁度真夜中。
良守は銀時お手製のめちゃくちゃ美味い晩飯を食った。
それからうだうだと時間が流れ、今に至る。
烏森へ行く準備はできた。
問題はこれからである。
銀時をどうやって烏森へと連れていくか。
時音は念糸でどうにかしろと言ったが、そう簡単にできるわけがない。
相手はもう大の大人だ。
そりゃケーキでテンション上げたりして大人みたいには思えないところが多々あるが、それでも一応大人。
どーすっかなーと考える良守。