長編

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( れ+そ+残 )



───あれ、おれくらすまちがえたかな、




「だ、ッ…駄目ッ、そーたんッ、あ、そこはッ、」

「せんせい、ここ、よわいんですか、?」

「ひぃ、あッ、駄目ッ、! そーたん、い、いッ」




先程から聞こえる、
残夏の淫魔な声にれんしょうは教室に入れないでいた。


「ここははいるべきか、はいらないべきか…」


教室の中には、残夏とそうし、と仮定する。敬語を使う奴は彼奴しかいないからだ。残夏とそうしは一体教室でナニを、…


「ま、さか」


ピタッと固まりれんしょうは冷や汗を掻きながら呟いた。最近園児たちは発情期に突入気味でみんながみんな先生を好きだから、先生は処女を守るのに日々必死な生活を送っている。

れんしょうは『処女』の意味は分からないが、先生のなんだか危ないものが奪われる気がして、意を決して教室のドアに手をかけた、

「あッ、そーたん、なんでそこばッかりぃ、ん」

「せんせいはここがすきなのでしょう、ぼくはぜんぶしってますから」


残夏の声はますばかりで、ドキドキしながらがらっと勢いよくドアを開けた。


「ッ、レンレン、おはよ〜!」

「れんしょうさん、おはようございます。」

「あんッ、そ…そーたんッ、もう、やめッ」

「…ああ、はは、お、おはようってそういうかっこうでいうことじゃねぇよな、ふつう」


落ち着け自分、とれんしょうは勢いでドアを閉めようとした己の拳をぎゅうと握った。残夏とそうしはマッサージ中だった。そうしは黒い笑みを零して残夏の上に跨がりお尻を重点的にマッサージしていた。




…お尻、?




そうしは残夏の上に跨がりお尻を重点的に、

何処かで、ぷつっと糸が切れるような音がした。


「あはは、そうしくーん、ざんげせんせーい」

「どうかしましたか、?」

「レンレン、? あ、もしかしてトイレ行きたいとか、だったらボク着いていかなきゃ、そーたんどいッ、ひッ」

「せんせい、まだマッサージはおわってませんよ、?」


れんしょうは確信した。

そうしが残夏の上に跨がり決してそこを退かない事を、なら、自分もそうすればいい。


れんしょうは残夏に近付き、必殺おねだり上目使いを繰り出した。


「…おれもせんせいのこときもちよくしたいなって、おもっちゃったりして、」

「あ、ははは、それはどんな冗談かなレンレン、?」

「むねってもむとおおきくなるってきいたことあるなあ、そういえば」

「はッ、!?」

引きつる残夏に構わず、そうしをドーンと吹っ飛ばし、残夏を仰向けにさせ、れんしょうは残夏の上に跨がった。




ここは妖僕幼稚園、ちょっと特殊な能力を持った、園児たちが生活をしている。そう、只の特殊な能力だったらどれほどいいか、



最近園児たちは発情期に突入気味、なわけがない。
突入中なのだ、




それでも、日々平和な毎日を送りたいと残夏は心から願っている。







続く

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