Long・雪月花

□05.繋ぐ通信機
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水の月25日

あの作戦から4日後、私はナギと噴水広場で話していた


今日も澄み渡る青空
戦争なんて夢みたいだ

さっきそんなことをナギに言ったら、なに言っちゃってんのって笑われた


「なぁ名前、悪かったって…機嫌なおしてくれよ」
「別に怒ってないよ」

「…絶対怒ってるだろ」



そんなわけで私は機嫌が悪かった
怒る、というより悲しかった

さっきのナギの一言で、本当に戦争をしてるんだなって実感がわいてきたから


「これからどうなっちゃうのかな…」

そんな独り言を言ってる私の隣でナギが声をあげた
「名前、前見て見ろよ」


「何?」
言われて前を見たら、なんとそこには


「ほ、ホシヒメさんじゃない?!」
「やっぱりそう思うか?んじゃ俺の見間違いじゃねぇな」

「なんでこんなところに…」


二人で話していたら…聞こえていたのだろうか、ホシヒメがこちらを向いた



私たちが揃って一礼をすると、彼女は私たちに近づいてきた




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