Long・雪月花

□08.レコンキスタ
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「いくら人が少ないからと言ってこんなところでペラペラ喋るな」
「す…すいません」

珍しくナギがしゅんとした声で隊長に謝る

「明日提出のレポート、お前だけ1枚多く提出。いいな?」
隊長の言葉と被るようにエッとあからさまにイヤそうな顔をしたが、すぐにハイ、と頷いた

ナギの顔がひきつっているのは言うまでもない


「…ところで隊長、どうしてこちらに?」
私の言葉で忘れていた、とばかりに隊長が声をあげる


「カリヤ院長がお前達をお呼びだ」


「「…へ?」」
思いがけない人名に、間の抜けた返事をしてしまう
それはナギも同じのようで

チラッと隣を見ると、ナギと目があってしまった

そのままアイコンタクトする
…どうして??
…俺も知らねぇよ?
あ、やっぱり?





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