短編

□おめでとうございます。
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【おめでとうございます。】



五月一日


「…何にしよう…」


土方さんの誕生日まであと五日。

某ショッピングセンターのかわいい雑貨屋さんで私は悩んでいた。

予算2000円、土方先生には内緒にしておくつもりだから何がいいかは聞くこっとができない。



「はあ」

「あーはじめちゃんだ!!」

「平助」

「何してるの?」

「…土方先生の…誕生日プレゼントを探しているのだ」

「ふーん、一ちゃんも隅に置けないねえ」




平助がニヤニヤしながら近づいてくる。

そういえば、

「平助は左ノの去年の誕生日プレゼント
はなにを挙げたんだ?」



「ん?…えっと…確か、一緒に遊園地に行って、レストランで食事したの♪」




そうだった、平助は金持ちだ。

所詮一人暮らしで親からの支援がなければ
暮らして行けないような貧乏学生だ。

このような私に平助のような豪華なプレゼントなど用意できない。




「はっ…はじめちゃん?」

「…やはり…私では…」

「だいじょうぶだって!!思いが入ってれば」

「思い?」

「うん!!」



















つづく。。。
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