短編

□久しぶり。
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【久しぶり。】




左之さんが久々にみんなで会おうとかいうメールをくれたのは確か一週間前くらい。


高校を卒業して6年大学生になった。

みんなばらばらの大学に行ったせいで会うことがなくなった。


『じゃあ、今回こそは来るんだな』

「行くってば…忘れなければ。」


夏休みってことでみんなこの街に帰ってきている。

僕は相変わらずこの町の住んでいるからだけど、ほかのみんなにとっては里帰り。





『んじゃ、当日な』

「はーい。」


























当日。

通っていた高校の近くにある最近はやりのご飯屋さん。
入ったことはないけどおしゃれって人気らしい。




「総司!!」

「平助。」


久しぶりに会った平助は高校の時より少しはおとなになったように見えた。


「平助は相変わらず背が低い
まんまなんだね」


「うるせーよ。総司のトーテムポール!!」

「なっ…」



「くすくす…久しぶり。総司」

「ああ、久しぶり」



「まあ、入ろうぜ。」

「ああ」





ガラッ…。











「おっ…二人とも久しぶり。」


「左之さん!!」

「おう。」





なんか、左之さんアダルトなかんじになったんじゃない?



「元気にしてたか?総司」

「まあまあかな」

「そうか、」



「にしても、おまえはイケメンの磨きがかかったな。」

「左之さんこそ、かなりアダルトな感じになったね」



「そうか?」



やっぱり、この風韻気すきだな。





「そういえば、今日は斎藤も来るはずだぞ」


「え…?」





一君が…。
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