短編

□私たちの放課後
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【私たちの放課後】


「おはよ」
「おはよう、総司」
「今日も朝から可愛いね」

「なっ//////るさい…」

何気ない朝の校門での会話。

僕が茶化しただけですぐこんな感じ。

「早くしないと遅れるぞ」


現在時刻8時30分。これはちょっとヤバいかもね。

「確かに…」
「私もすぐ行くから」

風紀委員さんも大変だよね。
「今日も愛してるよ」
「うるさい!!そんなこと…いわなくても…いや、そんな言葉いらん!!」

「はいはい」













朝のホームルームって土方さんの話が長くて眠たくなっちゃうんだよね。
目の前にいる彼女に目を向けてみる。
はじめちゃんは本読んでる。

「何読んでるの?」

こそこそと土方さんに見つからないように話しかける。
「何?」

手を伸ばして本をつかもうとする。
「やめろ!!」

本を閉じて机に入れた。あーあ、不機嫌モードになっちゃった。

「ぶー」
「おい、総司!!さわぐんじゃねえよ」

「はいはい」

土方さんに怒られちゃった。





昼休み。誰もいない屋上が僕たちの憩いの場。

「ねえ、今日の放課後にどっか行かない?」
「どこにいくのだ?」
「どこでもいいよ。はじめちゃんが行きたい所で」

はじめちゃんが真剣に悩んでくれている。

「じゃあ…この間新しくできた…遊園地」
「わかった」

いまから放課後が楽しみだなあ。











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