短編
□11月11日
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【11月11日】
皆さんは11月11日が何の日か知っていますか？
去年はすごく話題になりましたよね。
そう、ポッキーの日です。なんでポッキーかって？そりゃ、1がポッキーに見えるからみたいな…。
とにかく…ポッキーの日なのです。
そんな今日の沖斎の二人についてこの新選…いえ、薄桜学園保健の先生でおなじみの山南が観察していきますよ…。
全国の腐女子の皆さん？準備はよろしいでしょうか…では…いきますよ…ふふふふふ。
「おっはよー。今日も元気ー…じゃなさそうだね」
「沖田総司失点1」
「うわ…その格好でまじめだね」
その格好…そう、今日の一君はなんか…ね。
ありとあらゆるポケットにポッキーの箱が挟まっている。
まあ…僕もなんだけどね。
朝からすれ違う女の子にどうぞって無理やりつめこめれたポッキーが制服からあふれ出そうになっている。
「今日は何の日なのだ…バレンタイン…と言うわけではないよな」
「まあね」
あれ？もしかして一君今日が何の日か知らないの？
今日って…。
あらあら…どうやら斎藤君は今日が何の日か知らないようですね…。
それにしても…なんで斎藤君と沖田君はあんなにポッキーまみれになっているのでしょうか。
あっ…すみません。もし、あなた…。
『はい』
なんで斎藤君と沖田君がポッキーまみれになっているか知りませんか？
『え…それはもう…あの二人が付き合っているからに決まっているではありませんか』
はあ…付き合っていると…どうなのですか？
『沖斎好きの女子たちからのポッキーで必ず沖田さんはアレをしたりあんなことをしたりするはずですわ』
そう…なのですか？
どうやら…校内には沖斎好きの女子が多いようですね。
沖斎人気おそるべしです。
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