企画
□【リク作品】キミヲマモルヨ
2ページ/2ページ
「そう…じ…総司…」
「うん、僕はここにいるよ…」
吸血衝動が収まりいつもの姿に戻った一君が僕と顔を合わせた、今にも眼から溢れそうな涙と申し訳なさそうな顔。
「俺は…お前の血を…すまない‼︎…すまなっ…俺は!…っ…」
そこから先のことは一君の口から言って欲しくなくて唇を唇で塞いだ、長く深く甘く唾液を絡ませるように口付ける。
「んっ…ぁ…ァ…ぁん…」
「っ…はじめ…くん…」
うっすらと目を開ければ気持ち良さそうに委ねる一君の顔、眼からは綺麗な涙が溢れ出ていた。
ちゅっ…と名残押しそうに唇を離して一君の涙を親指で拭ってあげた。
「ねえ…シたい…」
脇を抱え込んで膝の上に乗せて向き合った、
京都にいた頃は明日をも知れぬ命という立場にいて毎日のように体を重ねていた、最近では一君は戦に僕は病床に伏せっており会うことさえままならなかった…久しぶり一君と二人だけの時間を堪能したい。
浅く、でもしっかりと頷いてくれて行為は始まった。
「あっ…総司…」
一君が不安そうに僕の頭を抱える、
「うん…」
綺麗な首筋に跡をつけながら慣れないボタンの服を脱がせる、
ボタンを外すのに手間取って焦らされてるようだ、
やっと露わになった一君の真っ白い雪のような肌、ゆったりと唇を寄せると吸い付くような…心地が良い。
一君の手を取りながら胸を舐める、真っ赤に熟れた果実のような小さい乳首に舌を這わせる、
「ああああっ…っぁん」
もっともっとというように頭を抱き寄せられて舌先でコリコリと芯を持った乳首を嬲る。
そうすると堪らないようで仰け反らして晒された綺麗な首筋に甘噛みした、
「こっちも…ほしい⁇」
「あああああっ…んぁふぁ…っ…はあはあ…そうっ…」
一君の熱を持ち始めた欲望に直に触れると乳首との二箇所の愛撫に耐えられないようで更に背をそらした…
そんな欲情的な瞳で煽られては我慢することなんてできない。
「ごめん…‼︎もう、我慢できない…いいよね⁇」
疑問じゃなくて…もはや肯定。
君だってもう限界でしょ⁇こんなに大きく成長させちゃって…
「総司…欲しい…はやっ…んん…」
「はじめく…ん…」
一君から深く口付けてくれる、口内はとても熱くて甘くて濃密に舌を絡み合わせる、
「はじめ…くん…入れるよ」
「アアぁぁぁぁぁああああ…いっ…」
腰を少しだけ持ち上げて僕の成長した肉棒を後穴に挿し入れる、
本当に久しぶりだから後穴はキツくて持って行かれそうになる…
お互いにキツすぎて快楽を追い求めるなんてものじゃない、
部屋には一君の悲鳴にも似た喘声が響く、
それでも僕はどこか安心してしまう…僕はここにいて君もここにいる。
こうしていることで更に実感することができる。
「っ…痛い…よね⁇こっち触ろうか…」
「大丈…っ…っぁん…触るっ…な」
一君の肉棒を擦り上げて少しでも痛みを和らげようと勤める
するとだんだん気持ち良くなってきたのか喘声が甘いものに変化してくる、
「はっ…んあああぁぁ…総司…総司‼︎」
「うん、大丈夫…だから…」
ゆったりと、でも少し性急に攻め立てる、久しぶりだから早めに達ってしまいそうだ…
それに労咳に犯された僕の体では長くは中にいれない、
「僕…さ…ずっと思ってた…君を苦しめてる色んなことから少しでも守ることができるのなら…命なんて…僕の命なんて要らないって…」
「総司…俺は…お前に…」
"生きて欲しい"
耳元で小さく呟かれた一君の願い。
不可能だって、絶対無理だってお互いに感じてるのに…
「僕も一君に生きて欲しい…一緒に平和な世の中で手を取り合って生きて行くことができたらどんなに幸せだろうって…ははっ…情けないな、何で僕泣いてるんだろ…新選組一番組組長沖田総司が…泣いちゃダメだよね」
「俺も…願うことならばお前と平和な世の中で生きていたかった、人間として…新選組三番組組長斎藤一も化け物になってしまった、もう…」
「っ…」
一番言って欲しくなかった言葉。
化け物になっちゃったなんて言わないでよ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎一君は化け物なんかじゃない、
事実を否定したって
ナンニモナラナイ。
でも、少しだけ…
僕はこの空気を破るために今までよりも激しく動き始めた、
「っ…ああああふぁぁぁ…いっ…激し…ん…もっと…もっと…奥」
「うん…っ…」
「はあ…ああああああァァァァっ…きも…ち…総司…イク…」
「僕もそろそろ…一緒にイこうか」
最奥に突き上げる
「あああああああああああああああっ…ーーーーーーーー」
「っ…ぁ…」
僕は
キミヲマモルヨ。
。