短編

□私たちの放課後
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新しくできた遊園地は僕たちの通っている学校の近くで、僕も今度はじめちゃんを誘っていこうと思っていた。


ジェットコースターやコーヒーカップなどを回って最後にどうしても行きたい場所があると言ってはじめちゃんが言うからつれてきてもらった。


「観覧車?」
「うん…どうしても…総司とのりたかった」
「はじめちゃんってそういうところ子供っぽいよね」
「なんだと…」

おー、怖。睨まれてしまった。

「もう、いい。いくぞ」
「うん」

もう7時を回ってるからあたりが薄暗い。
僕の目の前に座っているはじめちゃんの顔もよく見えない。



「ねえ、いまさらな質問していい?」
「なっ…なんだ」
「高いところ大丈夫だったけ」

乗ってすぐ目を閉じてしまったからてっきり…

「別に…苦手じゃないけど…総司と…乗り…たかったから…」

最後のほうがよく聞こえなかったけど。なんか嬉しいかも。


「はじめちゃん」
「?…ん」

ちゅっ…。
かるく唇に触れるだけのキスをした。

とたんはじめちゃんが目を見開いたのが目に入った。

「っ//////」
「ねえ、知ってた?観覧車の一番高いところでキスした二人は結ばれっん!!」
「もう…いい…わかったから////////」

手で口をふさがれちゃった。
誰も見てないんだしこれくらいいいと思うんだけどな。


「はじめちゃん、大好きだからね。ずっとだよ」




キスしたときくらいまた眼が見開かれる。

「私だって」

まだ赤い顔を下に向けて小さくいった。



































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